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エナジーの呼吸で何も考えない

「イきたい、イかせて! もっと気持ち良くして!」
と思った瞬間、快感が遠のく経験はないだろうか? もしくは……。
「後片付けもしなきゃいけないし、明日の仕事のことを考えるとあと1時間くらいで寝ないと」
と、現実を考えた瞬間でも良い。
多くのドライオーガズム指南サイトには、イくことを考えず、受け身な気持ちで快感に浸れ、とか、集中を乱されない環境で行え、と書いてある。
考えればドライが遠のくなら、考えなければ良い。
少なくともドライ経験者は「イった瞬間、気持ち良いってこと以外何も考えてなかった」という部分は共感してくれるだろうと思う。

……とはいえ、だ。

さあ、他のことを何も考えないで!
ほら、ダメですよ。あなた今、「他のことを考えないようにしよう」って考えてるじゃないですか!

エッチ以外のことを何も考えないなんて、そう簡単にできるわけがないのだ。
だから多くのドライオーガズム指南サイトにはこう書いてある。
「環境と雰囲気が重要です」
「注意を乱されない環境で行いましょう」
「十分にリラックスしましょう」
そう、環境とかリラックスというキーワードは、心配事を取り除くための手段でしかない。
もし人が簡単に思考を止められるなら、こう書けば良い。
「他のことを考えるのをやめましょう」と。

最近、エナジーオーガズムの練習をしていて、何も考えてない状態に近い状態を体験した。
その日迎えたドライオーガズムは、勝手に身体がどんどん発情してゆく激しいもので、とても気持ち良かった。
気持ち良かったので、自分がどうやってその状態になったか、書いておこうと思う。
……いや、結論はとても単純な話だ。
呼吸に意識を集中する。ただそれだけ。

順を追って説明しよう。



エナジーオーガズムというものをご存知だろうか?
……いや、ここ見てるような人は多分いくらでも情報を得られると思うから多くは語るまい。
『狂乱のドライオーガズム』でググると仔細が載っている素敵なサイトに到達するが、あちらを見る前にここに来る方は多分迷い込んできただけだろうと思う。どう考えても先にあちらを読むべきです。必修科目ですよ。

さて、そのやり方の中に呼吸に関する記述がある。
大きく吸いながらPC筋を緩め、吐きながらPC筋を引き上げる。というものだ。
この呼吸を続けながらエナジーを感じ続けると、オーガズムに達するというのだが、まあ一日や二日試したくらいじゃ無理だ。
この呼吸法を、僕はエネマグラのオナニーに使っている。
ちなみにエナジーオーガズムは何も使わずに絶頂できるもので、エネを使ったものとはちょっと違う。
僕が勝手に呼吸法だけ拝借している。
この呼吸法、とにかくエネマグラを入れて行うと、エネマグラが動く。非常に良く動く。
お尻の中が鈍感で、まだエネが馴染んでないときにこの呼吸法をやると、お腹側の壁を一呼吸で上から下まで撫でてくれる。自分の性感帯がどこにあるか、探りやすいのだ。
そんなわけで、僕は良くこの呼吸をオナニーの最初に、慣れるために使う。
快感を味わえるポイントを見つけたら、そこに上手く当たるようにお尻の筋肉を調整して、後はリラックスして待っている。それがいつもの僕のやり方だ。

冒頭に書いた、本当に何も考えてない状態でイった日……。
僕は、この呼吸を今までとはちょっと違う使い方で使っていた。

この呼吸、エネが一番奥と一番手前を呼吸に合わせてゆっくり往復することになる。
乳首の開発が進んでいる人だったら、シャツの上から自分の胸に指先か、爪を這わせてみて欲しい。多分それが一番近い。
乳首の上で、指を前後させる。乳首から外れて何も感じないところから、乳首の上を通ってぴりっと痛みとかくすぐったさみたいなものを感じて、それからまた何も感じなくなる。
エネが、前立腺の上をそんな感じで前後していると思ってもらったら良い。

正直なところ、一番良い場所に置いてリラックスしているよりも快感は間欠的だし、物足りない感じがする。
マッサージしてもらっているというよりも、探られてるようなもどかしい感じだ。
けれど、騙されたと思ってそのもどかしい感じをずっと続けていて欲しい。
だんだんと身体が、そのもどかしい快楽にレベルを合わせ始める。

人は、人の声を簡単に聞き分ける。相手が小さい声で喋っていれば感度を高くする。やかましい中で怒鳴っているなら感度を鈍くして聴覚を守る。
この程度のことが、ロボットには難しいそうだ。
人間は外界の刺激に対して、驚くほど柔軟に順応する。

バイブで前立腺を強く振動させても、快感は来ない。試したことがあるだろうか?
逆のことをしているだけだ。弱く弱く刺激を与えられると、その感覚を拾おうと身体の感度は鋭く鋭くなってゆく。おそらくは、そういう理屈だ。

さて、本題から少し外れた。
オナニーの間じゅうこのエナジーオーガズムのための呼吸を続けようとすると、大変になってくる。
僕は、アネロスEUPHOを使っていた。けど、どのエネでもおそらく同じことが起こる。
前立腺の快感に晒されると、丹田から腹筋、横隔膜に力が入って、息を吸ってしまう。
息を吐こうとしている最中にひっきりなしに快感に襲われると、そのたびに少し吸ってしまって、結果、ものすごく小刻みな呼吸になる。
ドライが近い。
……いつもならそう思って呼吸は引きつるに任せてしまう。
だがこの日はこれに抗ってみようと思った。
勝手に跳ね上がる身体を、何とかなだめすかして深呼吸を続ける。力が入ってしまっては元も子もないから、一生懸命だ。
僕は、呼吸のことしか考えてなかった。気持ち良さで暴れる呼吸を何とか鎮めることだけを考えていた。
他の何も考えていられなかった。

あるところで、快感が爆発してわけが分からなくなった。
とても気持ちの良いドライオーガズムだったが、起こっている時はそれがドライなのかどうなのかすら分かっていなかったように思う。

この一件から、僕は「リラックス」を誤解していたことに気づいた。
あらゆる指南サイトにあるリラックスせよという示唆は、余計なことを何も考えないで良いようにするためのものだ。
……というと、少し語弊があるか。筋肉を解したりする意味ももちろんある。
ただ、少なくともオナニーの間じゅう、脱力したままどこも動かすなと言う意味じゃない。筋肉が解れていて、何も考えなければそれで良い。

そして、エナジーオーガズムの呼吸は二つの意味を持つ。
一つは、前立腺に間欠的で弱い刺激を与えることだ。弱い刺激を与えれば与えるほど、身体の感度は増してゆく。
もう一つは、この深呼吸がオナニー中に非常に続けにくいということだ。ただ呼吸を続けることだけでも、脳の思考の大部分を持っていかれる。他の何も考えられないこと請け合いだ。

まあ、言ったとおり「呼吸に集中すれば良くね?」って、ただそれだけのことなんだけど。

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プロフィール

い十郎

Author:い十郎
エネマグラを愛するアナニスト。ドライオーガズム一年生。さらなる快感探求中の普通の男子。

ついでに電気系の学生。水系に強くじめんが天敵。
横好きで小説や絵なんかも書く。

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