R-1コントローラーをAC電源式に改造する
まずは完成品の紹介から。
R-1コントローラー ラインパワード!
R-1コントローラーはパワーの緩急が持ち味の高性能モーターコントローラーだが、電池式の宿命として「だんだんパワーが落ちてくる」。
だが、コンセントを使うものは「家電」に当たる。なに法だか知らないが、アダルトグッズをコンセント式にすることは出来ないのだそうな。
なければ作ってしまえ。
工学部系大学がものづくりの精神を広めて久しい。
半端にその精神を受け継いだ工学系の僕が、コンセント電源式のR-1コントローラーを作る。
なおこの記事は改造を推奨するものではない。いじくる際はご自分の責任でお願いする。
用意するものはこれだ。
・R-1コントローラー本体
・ACアダプター電源 5V200mA
・電源ジャック(アダプターを差し込む受け皿になるもの)
そのほかにも、金鑢、導線が少々、ハンダごてとハンダ、ドライバーやニッパーあたりはないと困る。
さて、なんでコンセントにするなんてことが可能か少しだけ説明しておこう。
電気をかじったことがある人なら要らぬ説明だ。飛ばしてくれていい。
ACアダプターというのは、家庭用の交流電源を直流電源に変えるものだ。
コンセントが交流、乾電池が直流。ふたつの種類の電気があると考えて良い。
ACアダプターはその仲立ちをする。
電池で動いてるゲーム機をアダプターで充電するのはそのためだ。
さて、乾電池は一つ1.5Vだ。
R-1コントローラーには三つの単三電池が直列に繋いであるから、合計4.5Vだ。
だったら、4.5Vのアダプターがあれば動くの?
実に、その通りだ。
しかも、このコントローラーみたいなマイコン系の回路はわりとアバウトで、5Vでも6Vでも動いたりする。
今これは、電源ジャックの電圧を測っている。
5.04の表示がわかるだろうか。
この電源が5Vだということを示している。
どの端子がプラスでどの端子がマイナスか分かったら十分だ。
プラスを本体の電池の+へ、マイナスを-へ繋げば、勝手に動く。
まったく難しいことはしていない。
アダプターとジャックの確認が終わったところで、R-1の中がどうなってるんだか見ないといけない。
いけないんだけど・・・
ねじも突起もない。どうやって組み立てられてるんだ?
精密機器がガラクタに変わり果てることを覚悟しながら、精密ドライバーを本体の脇、プラスチックの境目に入れる。
科学には犠牲が付き物だ。
おそらく精密ドライバーの一番精密でない使い方。
ザ・力技。
どうやら上手くいった。ふたは接着剤でくっついていただけのようだ。
しかし、これで必要なものも一つ増えた。
・瞬間接着剤
さて、ここからは単純作業だ。
まずは電池ボックスをニッパーで切り開き、ジャックが収まる場所を作る。
外から電源を差し込むのだから、窓のような穴も必要だ。
こんな感じに穴を開けてみる。
使ったのは金鑢。計ってもいない、目測だ。このあたりの作業には性格が出る。
はっはっは。結果おーらいだ。
この過程で、電池とアダプターのハイブリッドの道は断たれた。
電池ボックスにはもう電池が入るスペースがない。
コンセントだけで使うからいいさ。
ふたも同様にやすっていこう。
テキトウに。
わはは。目測もあなどれんわい。正確正確・・・
あとは配線。
これは、ジャックのプラスと電池ボックスのプラス、マイナスとマイナスを繋げれば良い。
片方は簡単。
もう片方は、電池ボックスの裏側に少しだけ端子が見えていたのでそこに繋ぐことにする。
両方ともハンダ付け。
さて、問題がなければこれで動く。
電源を投入してみよう。
おお!
いけそう。
ためしにローターを繋いでみた。
新品の電池を入れた時以上の振動で震えてくれた。
どうやら成功だ。
これをやるにあたって、某所でアダルトグッズ改造のスレを眺めていた。
みな、興味はあるものの不安があって手を出せないようだった。
つまり、「コンセントに繋いで感電しないのか」という問題だ。
工学系の人間として言っておこう。
可能性がないとは言わない。
だが、毎日電気を点けるために壁のスイッチに触れて危険はないのかと言われた程度の問題だ。
ゼロではない。ただそれだけだ。
まず、5Vという電圧は感電死には弱い。乾電池を3本重ねて触っても、感電はしない。塩水に濡れた手で触っても流れないだろう。
車のバッテリー12Vですら感電死は珍しい。
ミステリーなどで、ドライヤーをバスタブに落とす殺人がある。あれと混同してはいけない。
あれは、手元まで100Vが来ている。
欧米では下手すると240Vだ。今回の改造R-1の実に50倍。死にもする。
今回のこれは、手元には5Vしか来ていない。コンセントの四角い箱こそが100V交流を5V直流に変えるスイッチング回路であり、コンセントから延びている線の時点ですでに5Vだ。
これで人を感電させる装置を作る方が遥かに難題だ。
R-1コントローラーラインパワードで動かしたローターは、振動すると膨らむみたいに強力だった。
強ければ気持ち良いってものでもないけど、この振動と停止を交互に繰り返されると、慣れられない刺激になる。
U.F.Oには向かないかもしれないが、パワーダウンがないだけでもかなりの改良だ。
R-1コントローラー ラインパワード!
R-1コントローラーはパワーの緩急が持ち味の高性能モーターコントローラーだが、電池式の宿命として「だんだんパワーが落ちてくる」。
だが、コンセントを使うものは「家電」に当たる。なに法だか知らないが、アダルトグッズをコンセント式にすることは出来ないのだそうな。
なければ作ってしまえ。
工学部系大学がものづくりの精神を広めて久しい。
半端にその精神を受け継いだ工学系の僕が、コンセント電源式のR-1コントローラーを作る。
なおこの記事は改造を推奨するものではない。いじくる際はご自分の責任でお願いする。
用意するものはこれだ。
・R-1コントローラー本体
・ACアダプター電源 5V200mA
・電源ジャック(アダプターを差し込む受け皿になるもの)
そのほかにも、金鑢、導線が少々、ハンダごてとハンダ、ドライバーやニッパーあたりはないと困る。
さて、なんでコンセントにするなんてことが可能か少しだけ説明しておこう。
電気をかじったことがある人なら要らぬ説明だ。飛ばしてくれていい。
ACアダプターというのは、家庭用の交流電源を直流電源に変えるものだ。
コンセントが交流、乾電池が直流。ふたつの種類の電気があると考えて良い。
ACアダプターはその仲立ちをする。
電池で動いてるゲーム機をアダプターで充電するのはそのためだ。
さて、乾電池は一つ1.5Vだ。
R-1コントローラーには三つの単三電池が直列に繋いであるから、合計4.5Vだ。
だったら、4.5Vのアダプターがあれば動くの?
実に、その通りだ。
しかも、このコントローラーみたいなマイコン系の回路はわりとアバウトで、5Vでも6Vでも動いたりする。
今これは、電源ジャックの電圧を測っている。
5.04の表示がわかるだろうか。
この電源が5Vだということを示している。
どの端子がプラスでどの端子がマイナスか分かったら十分だ。
プラスを本体の電池の+へ、マイナスを-へ繋げば、勝手に動く。
まったく難しいことはしていない。
アダプターとジャックの確認が終わったところで、R-1の中がどうなってるんだか見ないといけない。
いけないんだけど・・・
ねじも突起もない。どうやって組み立てられてるんだ?
精密機器がガラクタに変わり果てることを覚悟しながら、精密ドライバーを本体の脇、プラスチックの境目に入れる。
科学には犠牲が付き物だ。
おそらく精密ドライバーの一番精密でない使い方。
ザ・力技。
どうやら上手くいった。ふたは接着剤でくっついていただけのようだ。
しかし、これで必要なものも一つ増えた。
・瞬間接着剤
さて、ここからは単純作業だ。
まずは電池ボックスをニッパーで切り開き、ジャックが収まる場所を作る。
外から電源を差し込むのだから、窓のような穴も必要だ。
こんな感じに穴を開けてみる。
使ったのは金鑢。計ってもいない、目測だ。このあたりの作業には性格が出る。
はっはっは。結果おーらいだ。
この過程で、電池とアダプターのハイブリッドの道は断たれた。
電池ボックスにはもう電池が入るスペースがない。
コンセントだけで使うからいいさ。
ふたも同様にやすっていこう。
テキトウに。
わはは。目測もあなどれんわい。正確正確・・・
あとは配線。
これは、ジャックのプラスと電池ボックスのプラス、マイナスとマイナスを繋げれば良い。
片方は簡単。
もう片方は、電池ボックスの裏側に少しだけ端子が見えていたのでそこに繋ぐことにする。
両方ともハンダ付け。
さて、問題がなければこれで動く。
電源を投入してみよう。
おお!
いけそう。
ためしにローターを繋いでみた。
新品の電池を入れた時以上の振動で震えてくれた。
どうやら成功だ。
これをやるにあたって、某所でアダルトグッズ改造のスレを眺めていた。
みな、興味はあるものの不安があって手を出せないようだった。
つまり、「コンセントに繋いで感電しないのか」という問題だ。
工学系の人間として言っておこう。
可能性がないとは言わない。
だが、毎日電気を点けるために壁のスイッチに触れて危険はないのかと言われた程度の問題だ。
ゼロではない。ただそれだけだ。
まず、5Vという電圧は感電死には弱い。乾電池を3本重ねて触っても、感電はしない。塩水に濡れた手で触っても流れないだろう。
車のバッテリー12Vですら感電死は珍しい。
ミステリーなどで、ドライヤーをバスタブに落とす殺人がある。あれと混同してはいけない。
あれは、手元まで100Vが来ている。
欧米では下手すると240Vだ。今回の改造R-1の実に50倍。死にもする。
今回のこれは、手元には5Vしか来ていない。コンセントの四角い箱こそが100V交流を5V直流に変えるスイッチング回路であり、コンセントから延びている線の時点ですでに5Vだ。
これで人を感電させる装置を作る方が遥かに難題だ。
R-1コントローラーラインパワードで動かしたローターは、振動すると膨らむみたいに強力だった。
強ければ気持ち良いってものでもないけど、この振動と停止を交互に繰り返されると、慣れられない刺激になる。
U.F.Oには向かないかもしれないが、パワーダウンがないだけでもかなりの改良だ。